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全弦交換

皆様いかがお過ごしでしょうか。

長い夏休みが終わり、いよいよ2学期が始まりましたね!

暑さが少し和らぎ、このまま涼しい秋に入ってほしいなと思う今日この頃です。

 

ところで、当教室ではこの夏休みに、ピアノの大きなメインテナンスである、全弦交換を行いました!

その模様をお伝えしたいと思います。

 

事の発端は、今春、一本の弦が断線したことでした。

当時は応急処置でその弦だけ新しい物に交換してもらいましたが、新しい弦は馴染むまで時間がかかるため、すぐに音が狂います。

音の鳴り具合も、新品の弦と既存の弦で微妙に異なり、1音の違和感がずっと気になっていました。

 

そんな中、ピアノの弦にはいくつか種類があることを知りました。

一般的にヤマハピアノは国産スズキの弦、スタインウェイやベーゼンドルファーのピアノはドイツ製レスロー社の弦が使われているそうです。

そして、ヤマハピアノでも弦をレスロー社の物に張り変えることが可能なのだそうです。

 

調律師さんに詳しく伺った所、国産の弦はややかためで明快な音、ドイツ製の弦は芯のある深い音がするとのことで、使用する弦によって確かに響きが変わるとのことでした。

 

ピアノ点検では、他の弦もそろそろ寿命とのことでしたし、何よりレスロー社の弦の響きが気になり、この際全ての弦を新しく交換してしまおう!と決断したのでした。

ピアノのメインテナンスは、定期的な調律の他、オーバーホールは数回行ったことはありますが、全弦交換は初めてになります。

ヤマハのフレームなのに、ドイツの響きがするという、ちょっと風変わりなピアノに生まれ変わる工程を是非ご覧くださいね♪

 

 

全弦交換前のピアノ↓

スズキの弦。

光っているのが以前替えた弦(1本だけ色が違います)

1日目。朝9時から作業開始。

午前中にはすべての弦が外されました。

弦の他、フェルト、ピンもすべて外されました。(新しいものに取り換えられます)

ピアノ解体にあたり、壁にピアノの鍵盤が立てかけられました。

縦置き・・不思議な感じ!

響板が磨かれ綺麗になりました。

新しいフェルトが取り付けられました。

レスロー社の弦。高音用から低音用まで色々な太さがあるそうです。

ピンも新しくなりました。ピカピカ光っています!

1日目は半分ほどの弦が張られました。

ハンマー、一つ一つに番号が振られているのを発見。ピアノの鍵盤は88鍵ですね。

2日目。

全ての弦が張り替えられました!

弦が光り輝いています。

とても綺麗、美しい。

調律はこの日はしませんでした。

夜、試しに弾いてみたら、スピネットピアノのような響きで新鮮でした♪

3日目、全工程終了!!
調整、調律が終わりました♪
早速弾いてみると、なんとも上品な音色(^-^)
でもまだまだ本領発揮するまでには1〜2年かかるそうです。
沢山弾いて馴染ませてください、とのことなので、これから音色の変化を楽しんでいきたいと思います🎵

ピアノが生まれ変わったことを記念して、キャンペーンを行いたいと思います。

リトミックコースの募集が始まりますので、ブログ情報を是非チェックしてくださいね♪

 

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